「大和思想を実践する」とは、「常に、自ら率先して、普段自分が関わっている『全体』をまとめる(『共存共栄の世の中を維持しつつ、その全体の目的を実現している状態』にする)」ということですが、簡単に言うと、次の3つのことをすることです。
1、自分を「大和思想を実践する人のあり方」の状態にする
2、常に、「共存共栄の世の中における人間関係のあり方」に従って人と接する
3、常に、自ら率先して、普段自分が関わっている「全体」をまとめる
1、自分を「大和思想を実践する人のあり方」の状態にする
「大和思想を実践する」とは、「常に、自ら率先して、普段自分が関わっている『全体』をまとめる」ということですが、実際にそうするためには、まず、自分を「『常に、自ら率先して、普段自分が関わっている全体をまとめること』ができる状態」にする必要があります。
つまり、大和思想の五章で説明している、「大和思想を実践する人」のあり方(「共存共栄の世の中」における「人間」のあり方)の状態にする必要があります。
「常に、自ら率先して、普段自分が関わっている『全体』をまとめている」
「常に、あらゆる『恩恵』に心から『感謝』している」
「常に、自分の『運命』を受け入れている」
「常に、『共存共栄の世の中を維持、つくりだす物事』と『共存共栄の世の中を乱す物事』を見分けている」
「『論理的思考能力』を持っている」
「『優先順位の一番』を『世の中全体』にしている(自己犠牲の精神を持っている)」
「『謙譲の精神』を持っている」
「『優しさ』と『厳しさ』を持っている」
「『勇気』と『精神的強さ』を持っている」
「常に『平常心』を保っている」
「常に『向上心』を持っている」
「常に『真剣さ』を持っている」
「常に『健康』を維持している
「共存共栄の世の中を実現させ、維持する」ためには、まず、自分をこの状態にする必要があるのです。
2、常に、「共存共栄の世の中における人間関係のあり方」に従って人と接する
人間が「幸福」になるためには、「自分の尊厳が保たれていること」によって得られる「精神的充足、安定」が必要不可欠です。
ですから、「共存共栄の世の中(全ての人が幸福を感じられる世の中)を実現させ、維持する」ためには、「世界の全ての人の『尊厳』を保つ」必要があります。
また、「世界の全ての人の『尊厳』を保つ」ためには、世界の全ての人が、常に、「『世界の全ての人の尊厳を保つこと』ができる『人間関係』のルール」に従って人と接する必要があります。
つまり、常に、大和思想の六章で説明している「共存共栄の世の中」における「人間関係」のあり方に従って人と接する必要があります。
「相手を『尊重』する」
「常に『気遣い』をする」
「『年長者』は『年少者』をいたわり、導く」「『年少者』は『年長者』に素直に従う」
「男女は互いに『思いやり』を持って接する」
「『親』は『子』をしっかり育てる」「『子』は『親』をしっかり養う」
「『老人』を敬う」
「『人間関係』のルール」と言うと堅苦しく思うかもしれませんが、「世界の全ての人の『尊厳』を保つ」ためには、世界の全ての人が、常に、この「『人間関係』のルール」に従う必要があるのです。
3、常に、自ら率先して、普段自分が関わっている「全体」をまとめる
「大和思想を実践する」とは、「常に、自ら率先して、普段自分が関わっている『全体』をまとめる(『共存共栄の世の中を維持しつつ、その全体の目的を実現している状態』にする)」ということです。
つまり、普段自分が関わっている「家族」「地域社会」「友人の集まり」「学校」「会社」「国家」「世界」等の「全体(集団、組織)」にあって、「ただ、なんとなく」過ごすのではなく、常に、「『その全体をまとめる』ための働きかけ」をするということです。
「家族」においては、常に、自ら率先して、「家族を『共存共栄の世の中を維持しつつ、その家族の目的を実現している状態』にするための働きかけ」をする。
「地域社会」においては、常に、自ら率先して、「地域社会を『共存共栄の世の中を維持しつつ、その地域社会の目的を実現している状態』にするための働きかけ」をする。
「友人の集まり」においては、常に、自ら率先して、「その友人の集まりを『共存共栄の世の中を維持しつつ、その友人の集まりの目的を実現している状態』にするための働きかけ」をする。
「会社」においては、常に、自ら率先して、「会社を『共存共栄の世の中を維持しつつ、その会社の目的を実現している状態』にするための働きかけ」をする。
「国家」においては、常に、自ら率先して、「国家を『共存共栄の世の中を維持しつつ、その国家の目的を実現している状態』にするための働きかけ」をする。
「世界」においては、常に、自ら率先して、「世界を『共存共栄の世の中』にするための働きかけ」をする。
このように、どのような「全体」にあっても、「常に、自ら率先して、その『全体』をまとめる」のが、「大和思想を実践する」ということなのです。
「普段自分が関わっている『全体』をまとめる」ためには、大和思想の三章 「全体の構造」を理解すると四章「全体をまとめる」プロセスをしっかり理解することが重要です。
それらをしっかり理解すれば、あなたも、「普段自分が関わっている『全体』をまとめること」ができるようになるでしょう。
さて、「大和思想を実践する」とは、簡単に言うと、このようなことです。
世界の全ての人が、このような生き方をすれば、間違いなく「共存共栄の世の中を実現させ、維持すること」ができます。
ですから、みんなで大和思想を実践しましょう。
そして、「共存共栄の世の中」を実現させ、世界の全ての人と共に「幸福」になりましょう。